鎖の分類

Processing

鎖の加工

製鎖機で線材を鎖に編んだ後、さらにいろいろな加工を施すこともあります。
主な目的は強度を増すこと、模様をつけること、形を変化させて別の形状の鎖を作ることなどです。
加工の組合わせにより、同じ素編みのチェーンから見た目が大きく異なる何種類ものチェーンが作られます。

ロウ付け(Soldering, Brazing)

ロウ付けは母材より融点の低い金属(ロウ材)を挟んで熱し、ロウ材を溶かして金属同士を接合する方法です。

小判、喜平などの線環をつないだ鎖のうち、線径が細くそのままでは使用に耐える強度がないものの「口閉じ」や、バリコンのようなロウ付けを前提とした構造の鎖を作るために行います。潰しやねじりなどいろいろな後加工をするためにはより高い強度が必要なので、最近では大半の鎖が口閉じロウ付けされています。また、きちんとロウ付けされた鎖はより高級でもあります。

その他、デザインの展開として複数本の鎖を平行に並べてロウ付けしテープ状の鎖を作ったり、鎖に他のパーツを付けたりするために行なうこともあります。
レーザー溶接、プラズマ溶接技術によりロウ材を使わず、鎖を編みながらつなぎ目の金属を溶かして接合する作り方もあります。

面取り(Filing, Grinding, Cutting)

鎖の表面を削るかカットして平らな面を作ると、角ばったフォルムを作ったり、輝きを強めたりすることができます。多く行なわれるのは喜平や小判鎖の平面取りですが、その他に角、丸、異形面取りもあります。

面の光沢の有無、面取りの回数、深さ、角度などにより大きく印象の異なるチェーンに仕上がります。

ダイヤカット(Diamond-Cutting)

面取りの1種で、工業用ダイヤモンドの刃で鎖の表面をカットします。

滑らかなカット面がきらきらと輝き、華やかな印象を加えます。

潰し(Flatting, Hammering)・模様付き(Knurling, Rouletting)

小判、ボストン、8の字のようにコマが十字に交差する鎖は、中心線を除いて、コマの両側面を叩いて平たく潰すことができます。

模様付きの型で挟めば、ギザギザ模様などを付けられます。

一コマ潰し(Stamping, Pressing)

やや粗い小判、喜平およびSカーブ、フィガロの長コマなどは、一コマごとに模様をつけたり、立体的に変形させることで複雑なデザインを表現できます。

弊社では独自のプレス技術により、バラエティ豊かなデザインチェーンを開発しています。

スエッヂ(Swaging)

型を用いて鎖全体をほとんど隙間がなくなるほど強く押し固めると、張りのある重厚な感じの鎖になります。

これに他の様々な加工(カット、ねじりなど)を組み合わせることで、元鎖とは大きく異なる様々な鎖が作られます。

ねじり(Twisting)

各種の鎖にねじりを加えるとまったく別の鎖になります。小判鎖は喜平鎖になり、ダブル小豆はダブル喜平に変わります。

部分的にねじりを加えてデザインのポイントにすることもあります。ねじりの強弱を変えることでも見た目が大きく変わります。

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